【上まで咲けば梅雨明け】タチアオイ(立葵)について

ガーデニング

夏の花といえばタチアオイ(立葵)です。

梅雨入りと同時に、花が下から咲き上っていき、上まで咲くと梅雨明けと言われています。

夏の到来を感じさせてくれる、田舎の景色には欠かせない花です。

そんなタチアオイについて調べてみました。

概要

アオイ科
ビロードアオイ属
学名Althaea rosea
英名Holly hock
原産地アジア
花期6月~8月

宿根性の多年草。品種によっては一年草もある。2m近く伸び、花が下から順に咲いていくのが特徴。赤、ピンク、白、八重咲などの品種がある。

名称

英名は”Holly hock”(聖地の花)と呼ばれ、12世紀ごろ十字軍がキリスト教の聖地シリアからヨーロッパに持ち帰ったことに由来する。

学名”Althaea”(アルテア)はギリシア語の”Althaino”(治療)を語源とし、古くから薬草として用いられたことにちなむ。

和名のタチアオイは、太い茎がまっすぐに立ち上ることに由来する。

花言葉

タチアオイの花言葉は、「大望」「野心」「平安」「気高く威厳に満ちた美」。

掌状の大きな葉が特徴的。茎も太い。5月頃、地面から茎と葉が出てくるので草刈りの際に間違って刈ってしまわないように注意が必要。

アオイ(葵)とは

アオイ(葵)とはアオイ科の植物全般を指し、ハイビスカス、フヨウ、ムクゲなども含まれる。アオイという名は元はフユアオイを指し、「仰(あおぐ)日(ひ)」の意味で葉に向日性があるためと言われる。

家紋に使われる葵

徳川家の家紋に使われている「三つ葉葵」は別科であるウマノスズクサ科のフタバアオイの葉をデザインしたもの。


以上、タチアオイについて調べてみました。

夏空とのコントラストがきれいなタチアオイ。梅雨明けが待ち遠しいです。

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